Q.立体絵画 とは何ですか?良いところを教えて下さい。
A.クレイアーチストのフェルメールです。長年、クレイフラワーを制作してきました。現在、山川善作氏と協力して立体絵画の普及をしています。
「立体絵画の多くの長所」についての、山川氏の考えです。
① 立体絵画の存在感
立体アートの大きな魅力は存在感にあります。立体絵画は斜め横からが立体感をよく感じられます。また真横からは立体の存在が分かり存在感の雰囲気を楽しめます。また日本のわびさびの美は、平面的な絵画などよりも、器や彫刻、庭園、建物など立体の存在によりわびさび感じられるものです。そして他の陶器や彫像と違って壁に掲げるので扱い易く場所を取りません。
② 立体絵画のものづくりと、描写の容易さ
粘土の立体絵画は、樹脂粘土に伸びがあり細かく整形しやすく、絵具の描写も絵付けしやすく乾きが早いです。また耐久性が優れており、粘着液や表面加工液などで保存効果が高くなります。整形では、風景画や人物画、静物画など、遠近感や実物感が出ます。形を作る「ものづくり」の楽しさがあります。
粘土で整形すれば絵付けは立体の形の線に沿って描写するので容易です。単色で塗っても厚みや遠近、奥行きで実物感が出ます。色彩が変化するグラデーション描写も容易です。平面絵画の様に高い描写力の技術は要しません。
③ 立体絵画の鑑賞の広さ
立体絵画は、作品そのものが空間に存在しているので、奥行きと厚みの存在感、素材のぬくもりと実像感があります。そのため部屋のどこからでも、存在感を感じとれ鑑賞できる絵画です。正面からよりも立体だと分かる斜め横から眺めるのがベストな鑑賞です。絵画や額縁が正方形でなく奥に狭くなり、立体の遠近が自然と表現されます。これこそ「斜めから見る立体絵画の美の出現」という作品が時に出てきます。立体絵画は彫刻のように見る角度によって多く表情が変わります。良い作品ならば、見る位置で2重3重の良さや楽しみが加わります。
④ 立体絵画の補修の容易さ
彫刻や版画は本体を彫る工法ですが、粘土の立体絵画は盛る塑像の工法なので、硬化した粘土をナイフカットやグラインダー研削などで容易に切り取り手直し出来ます。彫像や陶器はひび割れや割れたら修復は困難でジョイントに跡が残りますが、立体粘土絵画は跡が残らず綺麗に容易に修復できます。平面絵画はミルクをこぼしたりキャンバスが割れたりすると台無しになりますが、立体粘土絵画は表面加工の防水であり、裏のキャンバスの板を取り換えたりできます。気に入らない部分を何度でも手直しや塗り直しできます。手直しや描き直しを繰り返し全体と調和した際に「立体絵画の偶然美」が出現したり、わびさびを感じることが時にあります。
⑤ 立体でも安価に作れる
平面絵画の油絵は立体的な奥行きを出そうとすると厚く塗るため、かなりの顔料の量が必要とされ高額になります。一方、厚みのある立体絵画は、素材が多そうに見えますが、芯の部分をリサイクル硬質発泡スチロールで活用するのでかなり軽量です。その上の大まかな形づくりは普通の粘土で整形し、その上の表面を樹脂粘土で仕上げるため、樹脂粘土の使用量はかなり抑えられます(通販でGraceやLa Dollなどの樹脂粘土を使用していますが、100均の樹脂粘土でもOK)。塗料は凹凸の表面を塗るだけなので、安価なアクリル絵の具であっても奥行きが出て量も少なく済みます。
⑥ AIが及ばない絵画
生成AIはデジタル絵画では何千年間の美術のデータと繊細な描写力で、画家以上に素晴らしい絵画を作っており大賞も受けています。これからは人間の芸術家よりもますます素晴らしい発想と輝きをも持って感動的な作品を生み出しプリントするでしょう。しかし材料が粘土の3D絵画は複雑で、AIが及ばない独創的な絵画領域です。特殊なインクの3Dプリンターで立体物のプリント製造も可能です。しかし粘土の立体絵画は、画板に立体粘土が絡み合う複雑な構造で、人間が描く泥臭い立体絵画であり、贋作ができないAIが及ばない3D絵画です。
以上の様に、樹脂粘土立体絵画には多くの長所があります。新しい立体絵画の分野に、今後優秀な画家と素晴らしい作品がたくさん生まれることを願います。
「平面アートと立体アートの違い」についての説明は、「山川善作base」で検索→「山川工房」をクイックしてご覧ください
「立体絵画の偶然美」については、「山川善作ミンネ」で検索→「山川工房のプロフィール」をクイックして下さい
「絵画の趣味の楽しみ方」については、「山川善作クリーマ」で検索→[山川善作の販売ハンドメイドCreema]をクイック→[プロフィール]をクイックしてください
「技術進歩による将来の絵画」は、この「FAQのページ」の右上の横3本線のアイコンをクイックして、[ABOUT]をクイックしてください